講談は話術を中心にした日本の伝統芸能
12月 20th, 2009
落語などとともに舌耕芸といわれ、寄席演芸の一つ。
かつては講釈ともよばれたが、明治以後は講談のほうが多く用いられる。
講談、講釈ともに書物の文意・語義をわかりやすく説き聞かせる意である。
浄瑠璃の「かたる」、落語の「はなす」に対して、講談は「よむ」という。釈台という小机を前に置き、張扇や拍子木などを用いて、男子1人で演ずるのが本来の姿で、演者を講釈師、講談師と称する。
江戸時代に発展し、明治時代に最盛期を迎えたが、近年は衰微している。
講談は、仏教の説教、神道講釈、古典講釈、ことに太平記読みなどを源流として成立した。
『太平記』を読む物語僧、談義僧は15世紀後半には存在したと思われるが、芸能者として姿を現すのは江戸時代に入ってからである。
江戸舌耕師の祖と称せられるのが、明暦で、強記で知られ、『太平記』を読んで喝采を博したと伝えられる。
